皆さんの会社では、5Sに取り組んでいますか？
カネタでは、2006年から5s活動が始まりました。
活動自体はかなり前から始まりましたが、なかなかどのように進めてよいか分からない、実践方法を模索する期間などもありました。
そこで３年ほど前から見直しを行い、注力し、定期的に話合い改善活動を行っています。

1．5Sに社員が団結して取り組むようになったきっかけ

前社長（現会長 佐多）から、現社長（松野）へと社長の代が変わる際、これからの会社や社員のために、現会長 佐多が５S強化のため講師を呼び、意識改革を行ったのがきっかけでした。
その際、講師としてお迎えしたのは、『たかが掃除で奇跡のV字回復！儲けとツキを呼ぶ「ゴミゼロ化」工場の秘密』の著者である古芝保治様でした。
その日の勉強会を通じて社員一人ひとりが５Sを行う意義や実践方法について体験しながら学ぶことができました。

2．魅せる工具の収納板！

先日、その5Sの一環として、集中管理と形跡管理の改善を行いました。
まずは良く使用する現場の職人さんたちが話し合い、どのような収納場所や空間だったら使用しやすか等アイディアを出しあいました。　これまで置き場は決まっていたのですが、収納場所がそれぞれの持ち場から微妙に遠かったり、なかなか元に戻すことが習慣づかず、工具を探す時間で少しロスなどもあったようでした。
工具の有無が一目で分かる、板にしてはどうだろう というアイディアが出ました。
これまでは収納する箱などに片付けていましたが、それをいっそのこと一枚の板で収納してみよう！という発想です。
板を作製し、自立させることで、どの工具をどの箇所に片付け、どの工具があるのかないのかが一目瞭然です！
お客様が来ていただいた際にも目に入るので、綺麗にペンキで仕上げようということにもなり、美しいブルーの収納壁面ができました。

3．改善メンバーにインタビュー！

【改善メンバー】
4名

【改善点はどこか？】
板をパンチングに張り替えた点
→そのことにより、ボルトを移動することが可能になり使いやすくなった

【一番工夫した点は？】
よく使う物を上部に固定し、以前よりも取りやすくなった点

4．5Sに取り組んで感じること

5Sに取り組むようになって、気づいたことがいくつかあります。
その一つは、仕事をする場所がきれいであると、綺麗に保とうという気持ちが前よりも強くなったということです。
せっかく綺麗にしたから、なるだけその状態を保ちたい、もっと使いやすくするにはどうすればいいだろう、という気持ちが改善活動を行うことで、一人ひとり自然と出てくるようになりました。
もう一つは、社員が協力し合い、形になることの喜びを共感しあうと力に変わるということです。
毎回、社員みんなの力で５Sのアイディア出しから役割分担、実行にうつすことまでを行っています。
そもそも５Sとは「整理」「整頓」「清潔」「清掃」「しつけ」の５つを言います。ひとつひとつの言葉をとってみると簡単に聞こえるかもしれませんが、実際に行い継続するということは、とても奥深いものです。一人で行うのではなく、部署や役職関係なく社員全員が定期的に行うことで、社員同士の仲も深まり、会社のパワー自体も強くなったと感じます。
今後も、どんどんアイディアや意見を取り入れ、５Ｓに力を入れていきたいと思います。

来社された際は、これも５S活動で行った場所かな？などカネタの５Sポイントをぜひ探してみてください。