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大阪摂津市イキイキ町工場のブログ

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2022年4月18日

女子スタッフが溶接にチャレンジ‼

溶接ってどんな種類があるの?

カネタで行なっている溶接方法は、大きく分けて4つあります。

①被覆アーク溶接(手棒溶接)

主に中・厚板の溶接、半自動溶接の仮付け。薄板には不向き。

②ティグ溶接

電極が消耗しないので、アークが安定し、美しい長いビードができる。左手で溶接棒を持ち、右手でトーチを操作する。

③半自動アーク溶接

細いワイヤが自動的にトーチから供給されるので、連続溶接が可能。トーチが大きく、入らないため、狭い溶接箇所には不向き。

④レーザービーム溶接(YAG溶接)

主に薄物の溶接。レーザー光が一点に集中し母材に熱が早く伝わる。母材への入熱が少ないので、熱による歪を抑えられる。

 

初心者にもできる溶接は?

今回の猫型スマホスタンドは、ステンレスの板1.2ミリと3.0ミリの溶接です。

薄板の溶接に適している溶接方法はどれでしょうか?

女子スタッフには全く分からなかったのですが、工場スタッフに聞いたところ、

「手棒溶接は、溶接していたら溶接棒が短くなってくるから、最初は手の高さを調整するのが難しいし、薄板には適さない」

「ティグ溶接は、左手で溶接棒を送りながら溶接するのが難しい」

「半自動アーク溶接は、溶接ワイヤーがノズルから自動で出るけど、出の調整が難しいし、スパッタが出る」

その他にも「溶接棒や溶接ワイヤーを使う溶接は、ビードの大きさを一定にするのが難しい」などいろいろ教えてもらい

結局、YAG溶接が初心者には一番良いと分かりました。

 

YAG溶接

YAG溶接は、レーザー光が一点に集中し、熱による歪が抑えられるので、薄板溶接に適しています。

大きめのペンタイプのトーチで、スイッチを押すとペン先に強い光が出ます。

その光を溶接部分にあてると、母材が溶けてくっついてくれます。

片手での操作なので、初心者でも簡単に溶接ができます。

 

次回のブログは「女子スタッフがYAG溶接をしてみました」になります。お楽しみに🎵

 

 

 

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